聞かれて困る質問

あとどれぐらいで、
あと何回で治りますか?
と聞かれた時に困ってしまいます。

と言うと自信が無いように思われてしまうかもしれませんが、
そうでもありません。

実は、昔の方が後〇〇くらいですと言えてました。
その時は筋肉や骨格などの外側しか見てなかったので割り切りやすかった。

鍼灸を勉強し始めて、内臓や東洋医学の知識が入って
正確な判断が、甚だ困難になりました。

しかしながら、
身体の治癒の方向性や内臓の働き
治癒のサインは解るので
この方向性は間違いないという実感は前より解るようになりました。
触ると悪い反応というのは解ります。
それが今の症状に繋がるかは、毎回難しいところです。
悪い所が減ってきて、移り変わったり、より悪いところが浮き出てきたりします。
そこが治っていていると自信を持てるところです。

患者さんの中には、
嘘でも、未熟でも、適当でも良いからハッキリ言ってくれと思うかもしれません。

何回で治りますというものは、結構信用ならないものです。
世の中、ハッキリ言い切って、回数件売ってトラブルになる事案も多いです。

お医者さんですら解らないという事が多いのに
医者ほど勉強してない人間、整体や鍼灸や施術を20年ほどやったくらいで
人体の機能や治癒の道のりが掌握できるはずもありません。

できるというなら
詐欺師か、馬鹿か、神の様な施術者か、
私はどれにも当たりたくありません。

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