患者さんに言われて気がついたこと

患者さんから言われたことを要約すると3点

・先生の押し方は、他の所と違う変わった押し方している。

・予想だにしない、所から施術してくる。

・腰痛いときに腰はあんまり施術しなかったのに、よくわからないけど結果的に良くなっている。

answer

1番最初は、強圧の鍼灸整骨院で働きました。兎に角、強く押して、深い強い鍼を打っているところでした。

1番の効く一点を押す、鍼を打つ、ポイントを探る。この辺は下地となってます。

ただひたすら強く押しても人の身体は硬くなって健康には良くないと結論に至りました。

応急的だったり、頻度や期間も関係するので、強めで一気にいく方法も有効なケースもありますが、基本的には強すぎると人体を破壊します。

その後、トリガーポイントの手技や、整体、などいろいろかじりました。

その後、勤めた所のペインシフトという、特殊な療法の経験があるからでしょう。

神経を反応させて痛みをコントロールする考え方です。

患部を揉みほぐすと言うよりは、刺激を与えてて神経や筋肉の膜を反応させて痛みを緩和したり、生理現象を引き起こす押し方です。身体を反応させる感覚で触ってます。

色々な施術方法を取り入れて、良く効く部分だけを採用して残したので、原型が無い混じった施術です。

☆気づいたこと

症状の重い患者さんも多く、痛みのある所を、何があるか解らない所を触る必要があります。

ヘルニアや骨や神経症状があろうが安全な施術を無識にしています。常に安全に末端から施術して様子を見てます。

患者さんに知って貰いたいのは、施術というのは刺激を与えて反動で治すという考え、手法です。

下手な施術者が、施術すると治らない、ではなく悪化させる、破壊する、痛める、更に悪くなるです。

私は、最善を尽くしていますが、所も来られなくなった人の中には、悪化しているかたもいるかもしれません。

中には触るべきでない症状もあります。酷い症状は、病院の検査を勧めるか悩みます。

身体を施術する側、される側も施術は危険を伴う可能性があると頭の隅に置いておいた方が良いです。

answer続き

腰や患部にそこまで原因が無ければ、様子見る程度しか施術しません。

マッサージ好きのお客さんなどは、施術をして貰いたい。時間が長ければ嬉しい。施術の足し算です。施術を足して満足を得る。

原因や結果を求めて症状を改善する場合、鍼灸は施術の引き算です。

少ない手数で結果をだす。結果が出れば時間は関係ない。刺激を与えすぎると悪くなる場合もあります。

結果を出す為に、お客さんの症状を調べたり、施術部位の解剖学や理論を見直したりする。カルテの情報を洗い直す事もします。施術までの取り組みも必要となります。

施術の足し算、引き算は、感覚的な話で解りにくいかもしれません。

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