川西マガジンのけいたろうさんの右腸脛靱帯炎を施術した話

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当院の広告も担当して頂いてます。

 

広告の面談中にここ20年くらい腸脛靱帯炎で20分ぐらい走ると痛みで走れなくなると相談を受けました。

施術メモです。けいたろうさん、施術中に触りながらこれぐらいの確認をしてました。

参考に宜しくお願いします(笑)

専門用語はありますが気にしないでください。

動きを診ながら、症状を確認して、身体の反応を確認しながら次の施術の流れを展開していく

神経と集中力をとてつもなく使います。

受ける側からすると手数が少なく地味という事実 しかも年々シンプルになっていく

脳内や神経はフル稼働だと伝われば嬉しいです

施術の臨場感が伝われば良いかと思います

☆施術開始

まずは腸脛靱帯の炎症を確認。手掌で触診で炎症は感じられない。常に炎症無い

膝を曲げ伸ばしして動きの確認。皿の動きや骨の動き、骨の転がり動作が正常か診ます。

どうやら腸脛靱帯と連動する腓骨という骨の動きで気になる部分あり。

動きの終盤に骨が回転して広がる動きが消失してます。これでは長時間、走ることで靱帯や筋肉に過剰な負荷がかかります。

左右差も確認。やはり右は極端に動いていない、これは施術ポイントだ

膝と腸脛靱帯付近の筋肉を押して筋の硬直具合を確認。

どうやら腓骨と繋がる膝裏の大腿二頭筋の付着部に深い硬直を確認。

このくらいピンポイントで深部に硬直があると超音波が使いやすい。

何故ならば超音波は電機治療器具の中で最も深部まで到達するエネルギィー!!!

超音波で施術、けいたろうさんの反応を確認しながら超音波で周囲を探る

とてつもなく痛いポイント発見 超音波は悪い場所は痛く、それ以外は無痛 判断としても使えます

腱鞘炎などのキツい症状は大人が泣く痛さ これは効果が出ると判断

数分施術・筋が緩むと共に腓骨が下の動く感覚

もう一度、膝を曲げ伸ばしして動きを確認 一部は改善されたが、他にも原因がありそうです。

全体を診て、足首の動きが悪い事を確認 目視から下腿下3分の1ぐらいの動きが極端に悪い

足首の外立方骨という骨が足首の曲げ伸ばしの時に全く動いていない、動作の最後にでる動きも消失している

これも腓骨と連動してそうだ

足首の動きをチェック

接地面のバランスや関節の動き、筋肉の動きを見た結果 下腿内側の後脛骨筋(三陰交)に鍼で施術

外立方骨の動きが少しでた。もう一声、動きが欲しい

足の外側にある小指外転筋(束骨)に鍼で施術

外立方骨の動きが出たので足首の可動が広がる。

背屈動作で先ほどは足首でロックされて止まっていたが、現在はふくらはぎに緊張を感じる

腓骨の動きも回復している。良しとしよう!

①二頭筋の超音波

②下腿内側(三陰交)

③足の外側(束骨)  3カ所の施術で膝関節、特に腓骨の動きが正常になったので終了

歩行も安定して膝を上げた時の上がりが改善されたので走っても身体は安定していると推測

施術は終了です。

『20年くらい腸脛靱帯炎で20分ぐらい走ると痛みで走れなくなる』けいたろうさんの悩み

原因としては、腸脛靱帯炎(?)と同時かそれより前に

大腿二頭筋の付着部あたりで本人も気づかない程度に軽度の損傷があり、腓骨の動きを阻害しました。

それに伴って足首にも症状が波及していました。

そこから足首も徐々に悪くなり20年たって今の症状を作り出しいます。

ある時からの外傷などの原因で悪くなった症状はそこが良くなれば再発はしませんし、戻りもしません

日常や生活習慣から全く影響ない 純度100%外傷由来です。

今回の痛みが取りきれなくても数回で完治でしょう。

似たケースだと

昔、大きな捻挫があってその処置が不十分だった為に長い年月をかけて他の場所にでたケース

良くあります。

何にせよ

けいたろうさんが喜んでたので良かったですね。

 

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